about

PDitとはパーキンソン病の「進行の抑制」を目指す
まったく新しい概念の運動療法です

PDitプログラムについて

  • Habit=習慣化
  • Fitness=健康
  • Do it=行動する

パーキンソン病診断初期から、ご自身の症状やタイプに合わせてパーソナライズされた運動カリキュラムを集中的に行うことで「進行の抑制」を目指します。 今までにない、まったく新しい概念の運動療法です。

PDitの特徴

1.パーキンソン病のタイプ分類による運動指導

現在、パーキンソン病の運動症状は個別性には注目されず一まとめにされています。
パーキンソン病の運動症状は細分化されていないというのが現状です。

私たちは、これまで多くのパーキンソン病の方に運動リハビリを実施した結果、「運動症状によるタイプ別分類」を発見しました。
お一人おひとりの、「タイプ」と「個別症状」に合わせたPDitの運動プログラムをパズルのように組み合わせ、カスタマイズすることで、効率的に運動療法の効果を体感することができます。

2.一人一人のためにカスタマイズされたスケジュールと運動メニュー

パーキンソン病は個別性の高い病気です。
PDitプログラムでは、個人の症状に合わせてPDitの数ある運動メニューの中から個別症状に合うものを抜粋し、ひとりひとり違う、完全オリジナルのカリキュラムを作成します。

又、薬の効き方や、体調の変動に合わせ、一日の中でどのタイミングで運動をするか、カウンセリングを行いながらスケジューリングをすることで、無理なく運動習慣を身に付けていきます。

3.徹底した自主トレの管理

日々、自分自身で行うトレーニングは、徐々に自己流になってしまうことで運動の効果が半減してしまう事が多くあります。
特に、パーキンソン病の方はご自身のボディーイメージが崩れやすく、正しい姿勢で運動を行っているつもりでも実際は「ズレ」が生じている方が多くいらっしゃいます。

正しいボディーイメージを認識するために、PDitカリキュラムでは、自主トレの様子をご自身で撮影していただき、その動画をトレーナーがチェックし、その都度必要なアドバイスをメッセージにて送信します。

ご自宅での自主トレも間違った動きにならないよう、徹底した指導とアドバイスを自宅にいながら受け取ることが可能です。

4.自主トレ専門の動画

PDitカリキュラムで最も重要になる「12週間の集中的な運動期間」には、自主トレーニングに必要なカリキュラムがすべて動画コンテンツで用意されています。
又、トレーニングを実施する中で、同時に動画撮影を行います。ご自身に必要な運動内容と回数を動画で見ながら復習することが可能です。

「トレーニングで教えてもらった内容を忘れてしまったから家ではできない…」といった心配は不要です。
毎日30分程度、あなたのためにカスタマイズされたPDitの動画を見ながら自主トレを実施しましょう。

5.運動の頻度と期間

パーキンソン病の進行予防には、年に1回の集中的な運動とその後の運動継続が必須です。

PDitプログラムでは、まず初めに12週間の集中的な運動を指導し、その後の運動継続・運動の習慣化へと導いていきます。
運動継続期間(自主トレーニングメイン)と集中期間(専門的なパーソナルトレーニング指導)を1年スパンで繰り返し行っていきます。

上記のプログラムの裏付け

早期からの運動の重要性

世界中の研究論文から、診断早期からの集中的な運動療法は進行予防と服薬量を抑えられることがすでにわかっています。
服薬量への影響 

また、集中的な運動療法の後に、運動を継続しなければ、良くなったが状態がすぐに元通りになってしまうとも言われています。
参考論文リンク 

パーキンソン病は、重症度分類ではヤール1~5の5段階。
ヤール3は姿勢反射障害と言って、バランス能力が悪くなり転倒しやすくなります。
そのため活動範囲が狭まってしまい、体力の低下がより起こっています。
ヤール3以上からは進行スピードは早いといわれています。

そのため、ヤール1~2で進行を予防する事が重要だといえます。
足が一歩出にくくなってしまう「すくみ足」や姿勢が傾いてしまう「腰曲がり症状」などは、ヤール2以降で出てくる傾向があり、そのため、ヤール1で進行を止めておくことが理想です。

診断早期から適切な運動を継続することと、適切な薬物療法を行うことにより、進行を予防して行くことが重要です。

新たな運動療法開発を目的とした共同研究

株式会社Smile Spaceでは、2023年度より順天堂大学保健医療学部松田雅弘准教授と共に、軽度パーキンソン病患者さまを対象とした、新たな運動療法開発を目的とした共同研究を開始致しました。

主たる研究内容

①軽度パーキンソン病患者の運動機能、歩行機能の調査及び運動症状特徴の解明
②軽度パーキンソン病患者への長期集中型運動療法と遠隔トレーニングを組み合わせた運動プログラムの効果検証

パーキンソン病には多種多様な運動症状があり「それらはタイプ毎に分類することが可能である」という仮説を元に、パーキンソン病症状のタイプ(個別性)に合わせた運動療法の開発を目的とした研究を行っております。

2023年 第5回WPC(World Parkinson Congress)開催地のバルセロナにて

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