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LSVT BIGとは?

みなさんこんにちは。PD Cafeの小川順也です。

LSVTとは?

LSVT®︎BIGはアメリカで開発された

パーキンソン病に特化した運動療法(リハビリテーション)です。

Lee Silverman Voice Treatmentの頭文字をとってLSVTと言います。

アメリカのDr. Lorraine Ramigさんが25年前に考案した概念です。

現在は法人になり世界中で認定講習会を開催しています。

https://www.lsvtglobal.com/

私たちPD Cafeでも、日本にLSVTを広めるために2017年〜2020年まで日本のセラピストに対して認定講習会を開催してきました。

 

LSVTの始まり

LSVTの始まりは、Dr. Lorraine Ramigさんが見ていた患者さんが、声が小さくしゃべりにくいので

「声を大きくしてしゃべりたい」

という要望に応えて開発に至りました。

この、「大きく」

というところにフォーカスしたプログラムになります。

 

パーキンソン病は動きが

小さく、ゆっくり

になる方が比較的多くいます。声も小さく、ゆっくりになる場合があります。その声に対してアプローチしたのがLSVT®︎LOUDになります。

LSVT®︎LOUDの効果はこちら

 

LSVT®︎BIGとは?

そして、数年後に今後は運動の小さく、ゆっくりになるというところにフォーカスしたのがLSVT®︎BIGです。

LSVT®︎BIGの素晴らしいところは、運動が比較的単純なところ。大きさにフォーカスして決められた基本的な運動(8つ)と日常生活の困りごとを解決するために考える運動で大きく構成されています。

LSVT®︎BIGの基本的な運動に関しては下記のYouTubeでまとめられています。

LSVT®︎BIGは

週4日、4週間の計16日間で構成されています。この16日間は1日1時間みっちりと大きな運動を行なっていきます。

世界中でパーキンソン病の運動療法が研究されている中で、体の動きの維持や薬の量を維持するためには集中的なトレーニングが良いということが言われています。

このLSVT®︎BIGに関しても集中的に介入するプログラムと言っていいです。

このLSVT®︎BIGは認定講習会を受講して、試験に合格した理学療法士または作業療法士が実施出来る仕組みになっています。

病院だと入院で基本的に行います。訪問リハビリの施設だと、正規のプログラム週4日は難しいかもしれませんが、このプログラムを理解しているセラピストは在籍していると思います。

みなさんのお近くで施設があればとてもいいですね。

 

PD Cafeとは?

PD Cafeは診断早期のパーキンソン病の方へ運動継続を啓発しています。

パーキンソン病専門のリハビリジムを運営したり、オンラインでの運動継続のサービスを運営しています。

 

私たちPD Cafeのスタッフは全員LSVT®︎BIGの認定資格を持っています。

近くにLSVTを実施出来る施設がない、入院でのリハビリテーションはちょっと難しいという

場合はぜひ一度PD Cafeにご相談ください。

 

PD Cafeでは

診断早期のパーキンソン病の方へ適切運動継続することで

「根治療法が確立されるまで動ける体つくり」

を目指しています。

人それぞれ症状やパーキンソン病の運動症状のタイプが違います。お一人お一人に合った運動を選び、適切に継続することが必要です。

LSVT®︎BIGが合う方、合わない方も私たちはいると考えています。

パーキンソン病の進行抑制にはご自身に合った運動を行うことがとても大事になります。

どんな運動をしたらいいのか?と迷っている方はぜひ一度ご相談ください♪

相談はこちらから

https://pdit.jp/wp/contact/

個別にしっかりと運動症状を見てほしい!という方はこちらから

https://pdit.jp/wp/pd-rehabilitation-gym/

毎月一回の第4日曜日に無料でオンライン運動教室を開催しています。2時間でパーキンソン病に特化した運動やグループトークを行います。参加される方は下記より無料メルマガに登録していただけると前日に参加zoomのURLが送られてきます。

https://pdit.jp/wp/mail-magazine/

小川順也

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執筆者

小川順也

理学療法士/LSVT BIG認定療法士

2011年〜2015年 国立精神・神経医療研究センター病院勤務

2017年〜株式会社Smile Space代表取締役就任

2022年は

パーキンソン病・運動障害疾患コングレスのPDナース・メディカルスタッフ研修会にてパーキンソン病のリハビリテーションというテーマで医療従事者へ向け講演を実施。その他多数の講演にてパーキンソン病のリハビリテーションを啓発している。

著書:パーキンソン病と診断されたら最初に読む運動の本(日東書院)

共著:パーキンソン病の医学的リハビリテーション、神経難病100の叡智

投稿:百年人生におけるパーキンソン病治療の展望 第四刊 「診断早期からの運動継続プログラムで根治療法が確立されるまで動ける体作り」

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