早いもので、この5月で、若年性パーキンソン病と診断され4年目になります。時間の経過と共に、悩み事・困り事が徐々に変わってきました。最初は歩行困難が最大の悩み事でした。最近は服薬の工夫で、歩行困難についてはだいぶ解消されてきました。これは本当に有難い事です。
ただ、病の進行に伴い、新たな悩みが出てきました。それは、以前と比べると、考えがまとまりにくくなってきた事です。
仕事で色々とアイデアを出そうとしても、なかなか考えがまとまらず、まともな意見が出てこない。浮かんだと思ったら、誰かに言われてしまっている…。昔はパッと閃き、数珠繋ぎの如く次々とアイデアが出てきたものの、最近はその感覚が殆どない。
このブログも、こういうテーマで書こうと思って書き出しているうちに、「何が言いたかったんだっけ?」となり、考えをまとめ直そうとするんだけど、結局まとまらず、「また後日書くかぁ」と諦める事しばし。アイデアマンとしての自負は少しあっただけにアイデアが出てこないというのは何か寂しい。
寝起きはすぐ薬飲まないので、暫くは頭が働く。ただ、身体が動かし辛いので、服薬すると身体は動かし易くなるものの、考えがまとまりにくい状態になる。悩ましい。あと、薬の影響か、最近は動悸や呼吸の苦しさがある。薬効の切れた夜や就寝中、そして寝起きはそういった症状はない。
だから、薬は飲みたくないなぁと思っても、身体が言う事聞かないから、服薬する。身体は動かし易くなる。ただ、頭や呼吸器や心臓などの臓器はしんどくなる。
その度に、自問する。
身体を優先する?頭を優先する?
ただ、現実的に動かないと仕事にならないから服薬して身体を動かす事を優先する。このような生活を今後も続けているうちに症状は次第に悪化して行くんだろうな。毎日が不安との闘いである。脳の病気っていうのは、かように悩ましいものだ。