みなさん、こんにちは。

 

脇田 将良です。 第3回当事者ブログです。

 

今回は2021年4月〜6月に参加させていただきましたPDCafe主催の『GOT』という運動継続プログラムについての投稿です。

 

2019年11月頃から左足を引きずり出しました。当初は看護師の仕事をしていたので、重労働に伴う疲労の蓄積によるものかと思ってました。

 

そんな中で2020年1月には左足の引きずりが著明に出てきました。そのため、仕事も休職し、2020年3月には退職しました。 その後市内の神経内科や整形外科を受診しても診断は得られず、スポーツリハビリの通院での改善も得られませんでした。

 

神経内科の紹介を勧められて、2020年6月には某大学病院で左下肢のジストニアを伴う若年性パーキンソン病と診断されました。 薬での治療も開始し、くよくよしながらもリハビリに通ってましたが、歩行障害が中々改善していきませんでした。

 

薬も増える一方で、ロフストランドという杖の使用も開始しました。杖をつきながら街中を歩くのは運動が好きな僕にとって、周りの目が気になってしまい正直辛かったです。 また、ジョギングはできていたため「何でジョギングはできるのに歩くことはできないの?」と思うこともありました。そして、ジョギングすることで左股関節や足関節を痛めてしまってました。

 

結果的に言うと自分の身体の固い部位や筋力低下している部位、その改善に必要な運動を理解していなかったのが大きかったです…。

 

そんな中で2021年4月にPD Cafeの方々に声をかけていただき、12週間集中的な G(グループ)O(オンライン)T(トレーニング)略してGOTという運動継続プログラムに参加させていただきました。 このプログラムでは、当事者3名で、担当者は理学療法士の資格を持ったトレーナーが2名で、運動をしている自撮りの動画を週に1回評価されていきます。 まず初めにパーソナルチェックを通して客観的に自身の身体をアセスメントしてもらい、課題を共有することで必要な運動を知ることができました。

 

看護師のカルテ記載「SOAP」にもあるように、(S)Subjective主観的な情報と(O)Objectiveな客観的な情報をもとに(A)アセスメントして、(P)プランを立てる。と一緒ですね。その当事者の身体を主観的、客観的に捉え、アセスメントしてプランを立てて運動していくのは、すごい大事なことだと思います。

 

「12週間でどれだけ変わることができるだろうか…?」と思って不安もありました。 ですが、 12週間のプログラムで自撮りしながら、ストレッチ・体幹トレーニング・有酸素運動・ダイナミック運動を当事者の方々とこなすことで徐々に歩行の際の左右のバランスや軸の改善がみられていきました。 運動に対してすごい、前向きにもなり運動の習慣化にもつながりました。

 

また、12週間修了後も修了後のフォローアップやGOT修了後の方とのSkypeチャットを通して、繋がりができたの嬉しかったです。

 

約1年間のGOTの運動継続によって、だいぶ歩行の改善が見られたと思います。 進行疾患とされていますが..運動とは考えた時に次の1と2をふと思いました。

1.運動すれば運が動くので、何かが生まれる。

2.リハビリ→ リRe(:再び)+ハビリhabilitate(適合する、獲得する) できなくなったことをまたできるようにする。

QOL:(Quality of Life)を上昇させていく。

 

最後になりますが、コロナ禍で運動不足になりがちな中で、このようなオンラインでの運動継続プログラムやオンラインサロンなどのオンラインでの運動の可能性、継続性に夢と希望を感じます。

実施前

 

実施後

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