パーキンソン病パンデミック!?
2021.03.05 更新
みなさんこんにちは。
PD Cafeの小川です。
今日のブログテーマは
「パーキンソン病パンデミック」
です。
え!?パンデミック!?と驚くかもしれません。
2014年のメタ解析の結果から、
全世界におけるパーキンソン病患者数は
2015年の690万人から2040年では2倍以上の1420万人に増加すると推定されています。
日本では、現在16万人いるとされています。
この推定が正しければあと20年後には30万人を超えて行きます。
日本の医療保険・介護保険制度でリハビリテーションが始まるのはヤール3からが多いという報告もあります。
現在の患者数でそうなのだから、
パーキンソン病の数が増えれば増えるだけ医療機関や介護サービスでのリハビリテーションを
受けられる機会が減ってしまうのではないかと思います。
超高齢化社会になり、高齢者が増えればその他の疾患の数も増えて行きます。
そうなるとパーキンソン病の患者さんへ
公的保険サービスによるリハビリテーションの機会はなかなか増やせないと考えています。
という背景を踏まえて、
私たちはヤール3になる前から運動習慣をつけて欲しい、
適切な運動はどう言ったものなのかを理解して欲しいという思いがあります。
診断初期からご自身にあった運動をぜひ続けていただいて、
しっかり動き続けられる身体を一緒につくっていきましょう(^^)/