1年に1回の集中的なリハビリは薬の量を抑えられる!?
2022.06.13 更新
みなさんこんにちは。PD itの小川順也です。
今日のテーマは、「なぜ集中的に運動行うのがいいのか?」
それについて、研究論文が出ています。
2015年の論文によると
初期パーキンソン病における集中的なリハビリテーション治療は
PDの薬の量を抑えられる可能性を示していました。
この論文で行われていたのは2年間の研究でした。
1つのグループは1年に1回1ヶ月間の集中的なリハビリを行ったグループ
もう一つのグループは薬剤での治療のみのグループでした。
リハビリ群は
-1時間×3セッション/d ×5d/w -セッション1:ストレッチ、筋トレ、バランスなど-セッション2:運動(トレッドミル歩行、エアロバイクなど)-セッション3:OT(上肢運動、作業など)
の介入を行いました。
1日3時間は結構な運動量ですよね。
半年に一回の検査を実施していき2年後には、リハビリ群とそうじゃない群を比較すると
薬の量は2倍近く差があったとの事です。
この結果から、集中的なリハビリを1年に1回行う事で、薬を増やす必要性を遅らせることができ、神経保護効果をもたらす可能性も示唆されたようです。
私も、病院に勤めていた時に集中的なリハビリの介入を行って効果を実感していたので、
薬の量を増やさない効果もあるのはとても素晴らしいなと思いました。
PD itでは、集中的なリハビリを行っています。興味ある方はご相談ください♫
以上です。
小川順也