長野講演会
2024.09.03 更新
みなさんこんにちは。
パーキンソン病専門の自費リハビリ施設「PDitスタジオ銀座本店」の小川です。
先日は、パーキンソン病友の会の長野県支部とエーザイ株式会社の共催の講演会に読んでいただきました。
今回は、
・グループワーク
・運動の大切さの講演
・運動
の3本立てでした。
その一部をご紹介します♫
服薬調整には医師とのコミュニケーションが大切
今回のグループワークではご自身の症状を的確に伝えることで、服薬調整に役に立つという話をさせてもらいました。
運動症状って目に見えやすいのですが、服薬調整には非運動症状もとても大切になります。
氷山の一角と言われるように、運動症状に隠れて非運動症状はとても多くあります。どんな症状がどのような時に出るのかをまとめておくと良いです。
多くの情報を伝えてしまってもなかなか先生には伝わりにくいので、要点をまとめたり症状日誌をつけることをおすすめしています。
グループワークでは、このような流れで行いました。30分ほど時間を取ったのですが、それではお話ししきれないようでとても盛り上がっていました。やはりそれぞれの話を聞き合うというのはいいですね♫
運動の大切さ
次に運動の大切さについてお話ししながら運動を実践しました。
歩きがゆっくり小さくなってしまう方の例をお見せしながら、
ウォーキングをしている方は少し工夫するだけでも、その効果は全然違うというお話をしました。
私たちPDitがおすすめしているのは
PDメリハリウォーキングです。30分のウォーキングの中でも大股で歩いたり、早歩きで歩いたりとメリハリをつけてウォーキングをしてもらう方法です。
このウォーキング法を取り入れてくれた方は普段の歩きも大きく、速くなりました。
歩きがゆっくり小さくなりがちな方はぜひPDメリハリウォーキングを試してください♫
このウォーキングを取り入れてくれた方の実例です。
ウォーキングの意識は今日からも変えられるのでぜひ行ってください。
次に、運動の実践を行いました。
今回実践した運動は
PDitが提唱しているパーキンソン病基礎運動18項目とリズムステップです。
リズムステップではメトロノームを使用して160bpmまで速さを高める足踏み運動を行いました。
みなさん頑張ってついてきてくれてとても熱気に溢れていました。
最後に運動の大切さについて論文やPDitで良くなった姿勢異常(腰の傾き)の方の実例をご紹介しました。
一旦姿勢異常が出てしまうと、治るまでに時間がかかってしまいます。この方は約半年間運動を続けてくれて良くなりました。
その後も運動継続していただいているので2024年現在も姿勢は真っ直ぐを保っています。
姿勢の変化は速く、3ヶ月前は真っ直ぐだったのに、3ヶ月後に久しぶりにスタジオに来てもらった時には傾いていました。
という経験もあるので、定期的に体のチェックをすることをおすすめしています。
姿勢が曲がってしまって、そのままにしていると
筋肉が繊維化したり、骨が変形してしまったりします。
そうなると運動をいくらしても元に戻すことが難しい場合があります。
姿勢異常を出さないことが一番ですが、出てしまったら早めに対応することが重要です。
最後にPDitについてご紹介させていただき終わりました。
最後は恒例のハイタッチで終わりました^^
台風の影響もあって、足もとの悪い中でも多くの方が参加してくれました。
今回、企画をしていただいたパーキンソン病友の会の長野県支部の宮沢さん、斉藤さん、そしてエーザイ株式会社の皆様、当日スタッフとして参加していただいた皆さんありがとうございました。
講演会が終わってからは友の会の方や長野県のセラピストの方とご飯に行きました。
色々とお話しできて嬉しかったです。
こうやってパーキンソン病の当事者の方へ運動の大切さをお伝えできる機会はとっても貴重なので本当に感謝です。
また長野の地に行けることを楽しみにしています♫
本記事の執筆者
パーキンソン病専門の自費リハビリ施設
「PDitスタジオ 銀座本店」
小川順也(Junya Ogawa)
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PDitプログラムは診断早期から適切な運動の習慣化と集中性により、パーキンソン病の進行抑制を目指したプログラムです。
対面でのトレーニングはPDitスタジオ銀座本店(自費リハビリ)にお越しください。
本日ご紹介した運動が収録されているのはPDitオンラインです。段階的な運動レベルの動画もあります。ご自身に合った運動を選ぶことが重要ですのでぜひ体験してください。
パーキンソン病専門の知識と経験を持った理学療法士のスタッフがパーキンソン病の方へお勧めの運動動画を作りました。さらに東京が遠方の方はオンラインでのリハビリも可能です。
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