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薬物療法について

こんにちは。パーキンソン病専門の自費リハビリ施設

「PDitスタジオ銀座本店」の小川順也です。

 

パーキンソン病は適切な運動を診断された直後から始めることが重要です。

 

運動を継続していくためには、適切な薬物療法もとても大事になります。

 

薬物療法に関しては、主治医の先生とのコミュニケーションをしっかりとりご自身に合った薬の種類や量を選択していくことが重要です。

 

8月、9月はこの薬物療法についての無料オンラインイベントを開催しました。

 

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PDitオンラインイベントについて

今月もスタッフの一戸が担当して、薬物療法についてお話をしました。

・薬物療法について

・先生とのコミュニケーションのコツについて

・薬物療法と運動療法について

・運動の実践

の流れで進めました。

今回は、申し込み自体は100名を超えていましたが、実際に参加されたのは80名弱でした。

オンラインイベントのいいところは、全国どこでも参加出来て、天候や体調にあまり左右されないで参加できることです。

引き続き来月もイベントを行なっていくのでみなさんぜひご参加ください🎵

※配信の様子

 

薬物療法について

今回のブログでは講義の内容を少しだけご紹介します。

パーキンソン病の治療は

・薬物療法

・運動療法

・手術療法

の大きく分けて3つの療法が主流です。

最近は食事療法(栄養)もとても大事と言われています。

この中でも、診断された直後にほぼ最初に始まるのが薬物療法です。

しかし、現在のガイドラインでは

診断された当事者が薬物療法を希望しない場合は始まらないことになっています。

神経内科の先生はこのガイドラインに沿って治療を選択しています。

パーキンソン病の診療ガイドライン2018より

https://www.neurology-jp.org/guidelinem/pdgl/parkinson_2018_22.pdf

 

パーキンソン病の薬の種類はとてもたくさんあります。

パーキンソン病は、中脳黒質という脳の部位が変性してしまうことで、ドパミンという神経伝達物質が出にくくなることでさまざまな症状を引き起こします。

薬物療法では、そのドパミンを補う薬が主流です。

そのほかにも、ドパミンの分解を防ぐ薬だったり、ドパミンの分泌を促す薬だったりとさまざまな薬が存在します。

その種類と量をコントロールしながら症状を緩和していきます。

量も、種類も、飲むタイミングも人それぞれになります。

この組み合わせに関しては、主治医の先生にしっかりとご自身の症状をお伝えしていくことが重要です。

先生とのコミュニケーションのコツ

診察時間は大体5~10分程度と短いと思います。

その中で適切にご自身の状態を伝えること、そしてどうしたいのかも伝えられると良いです。

コミュニケーションのコツとして下記をまとめました。

 

A4用紙にびっちりと困り事を書いても短い診療時間で全て読み切るのは難しいです。

なので、大体3つくらいのトピックスに絞ると先生も把握しやすいと言います。

また、辛い症状がある場合でも診察の時間帯はお薬を飲んだりしていい状態に合わせていくことが多いので、なかなかその症状を見てもらうことは難しいです。

なので、offの状態、ジスキネジアの状態、辛い症状の実際の姿を動画に撮ってお見せできると良いです。

あとは、姿勢や歩きの変化を客観的に追っていくために、1ヶ月に一度は姿勢や歩行の動画や写真を撮っておくことをお勧めします。

過去にyoutubeで撮り方を出したのでそれを載せておきますね。

 

薬物療法と運動療法は両輪

薬物療法と運動療法は両輪が大事です。

私が国立精神・神経医療研究センター病院で勤めていた時に

今はお亡くなりになってしまった村田美穂先生がいつもおっしゃっていたことです。

適切な薬物療法で体を動きやすくしながら、適切な運動療法をしっかりとやって進行を防ぐ。

本当にそうだなと感じています。

私たちPDitは運動を中心に病気の進行抑制を目指しています。しかし、明らかに薬物療法もなんとかしたほうがいいなというケースも経験します。

 

そういった場合は、一緒に症状をまとめていきながら症状日誌をつけたり

歩きや姿勢の写真や動画を送って診察の際に見せてもらったり

診察の時に先生とどんなコミュニケーションを取ったらいいかなどのアドバイスもさせていただいてます。

 

提携しているクリニックやつながっている先生には実際に情報提供を行ったりもします。

そうすることで、薬物療法がよりうまくいって運動をよりスムーズに取り組み

身体症状が良くなるケースも経験しています。

 

また、薬を増やそうかな?と悩んでいる場合に

逆に、運動をしっかりと行うことで増やさなくてよかったケースも経験しています。

 

診察の時間は限られるので、何か困ったり相談したい!と思って私たちPDitを頼ってくれる方も多くいます。

 

パーキンソン病で困ったらぜひ私たちを頼って下さいね🎵

 

 

本記事の執筆者

パーキンソン病専門の自費リハビリ施設

「PDitスタジオ 銀座本店」

小川順也(Junya Ogawa)

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PDitプログラムは診断早期から適切な運動の習慣化と集中性により、パーキンソン病の進行抑制を目指したプログラムです。

対面でのトレーニングはPDitスタジオ銀座本店(自費リハビリ)にお越しください。

PDit スタジオ

本日ご紹介した運動が収録されているのはPDitオンラインです。段階的な運動レベルの動画もあります。ご自身に合った運動を選ぶことが重要ですのでぜひ体験してください。

パーキンソン病専門の知識と経験を持った理学療法士のスタッフがパーキンソン病の方へお勧めの運動動画を作りました。さらに東京が遠方の方はオンラインでのリハビリも可能です。

PDitオンラインでトレーニングを気軽に開始しましょう♪

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