すくみ足で歩けない…そんな時に試したい3つのコツ
2026.07.04 更新
すくみ足で困っている方へ|今日からできる3つの対策
こんにちは。
PDit(ピディット)の小川順也です。
パーキンソン病の方からよく聞く悩みのひとつが、
「すくみ足」
です。
-
歩き始めの一歩が出ない
-
曲がる時に足が止まる
-
狭い場所で固まる
-
椅子やベッドの前で動けなくなる
このような症状に悩んでいる方はとても多いです。
「急に足が床にくっついたみたいになる」
そんな表現をされる方もいます。
今日は、私たちが現場でよくお伝えしている
すくみ足対策3つのポイント
を紹介します。
そもそも、なぜすくみ足が起きるの?
すくみ足は単純に
足腰の筋力が弱いから
起こるだけでははありません。
もちろん、筋力や体力が全体的に落ちてきた時にすくみ足が顕著になる方が多いので筋力・体力の影響は非常に大きいです。
その他に影響していることは、
-
焦り
-
注意の向け方
-
姿勢
-
体重移動
-
動作の切り替え
です。
特に、焦りです。
「行かなきゃ!」
「急がなきゃ!」
と思った瞬間に起こりやすくなります。
脳が焦ると、
本来スムーズにできるはずの歩行プログラムが乱れやすくなるのです。
だからこそ、
コツを知っておくだけで歩きやすくなる
ことがあります。
対策① 上を向いて歩こう!
すくみ足がある方に多いのが、
目標物をずっと見続けてしまう
パターンです。
例えば椅子に座ろうとするとき。
椅子だけを見続けると、
体が前に倒れやすくなります。
すると、
-
重心が前に行きすぎる
-
足が出しにくい
-
小刻み歩行になる
-
すくむ
という流れが起きます。
ポイント
視線を少し上げましょう。
遠くを見る意識を持つだけで、
-
背筋が伸びる
-
重心が整う
-
一歩が出やすい
という変化が起こります。
おすすめは、
2〜3m先を見る
ことです。
下ばかり見ない。
これだけでも変わります。
対策② 歩数を決めて歩こう!
椅子に向かう時、
多くの方が頭の中でこう思っています。
「椅子まで行かなきゃ!」
実はこの考え方が、
すくみを強めることがあります。
なぜなら、
ゴールだけを意識すると焦るからです。
そこでおすすめなのが、
歩数を先に決める
例えば、
椅子まで3歩なら、
「3歩で行く!」
と決めます。
そして、
-
1
-
2
-
3
と数えながら歩く。
すると脳が、
「どこまで行くか」よりも
「今の一歩」
に集中できます。
これはすくみ足改善でとても重要です。
ポイント
距離ではなく歩数を見る。
これだけで歩き始めが楽になる方がいます。
対策③ 真っ直ぐ行かず、回り込もう!
これはかなり重要です。
椅子やベッドに向かう時、
真正面からまっすぐ近づくと、
最後に細かい方向転換が必要になります。
この
細かい切り返し
がすくみを起こしやすい。
そこでおすすめなのが、
大きく回り込む
イメージとしては、
円を描くように近づく。
真正面からではなく、
少し外側から大きく回る。
すると、
-
方向転換が滑らか
-
足が止まりにくい
-
体重移動しやすい
というメリットがあります。
特に、
-
椅子に座る時
-
トイレで向きを変える時
-
ベッドに入る時
に有効です。
すくみ足は「気合い」で治すものではない
ここをすごく大事に伝えたいです。
すくみ足が出ると、
「頑張って足を出そう」
としてしまいます。
でも、
気合いや根性だけで解決しないことが多いです。
必要なのは、
体の使い方を変えること
脳への指令を変えること
です。
つまり、
歩き方のコツを知ること
が大切です。
自分に合ったやり方を見つけよう
このような対策は他にもたくさんあります。
すくんでしまった時に、どうしよう。。。。
ではなく、この対策をやってみよう、あの対策をやってみよう
と様々な対策という武器の引き出しを持っておくことが重要です。
先日のリアルイベントにおいても、
・改札前ですくむことがある
・狭い場所ですくむ
など様々な場面ですくんでしまう話題がありました。その中でも参加者さんのそれぞれで
ご自身での対策を実施されていました。
対策も練習することで実践の場で実施することが出来ます。
筋力/体力を上げつつ、こういった対策もしていくことをお勧めしています。
最後に
すくみ足があると、
外出が怖くなったり、
転倒が不安になったりします。
でも、
工夫次第で改善できることはたくさんあります。
今日の3つをぜひ試してみてください。
✅ 上を向いて歩く
✅ 歩数を決める
✅ 大きく回り込む
焦らなくて大丈夫です。
少しずつ、
できることを増やしていきましょう。
PDitでは、こうした
「日常生活で本当に使えるコツ」
も大切にしながら運動をお伝えしています。
すくみ足で困っている方は、
ぜひ一緒に運動をして一歩一歩踏み出せることを目指していきましょう。

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