staff blog

パーキンソン病の不調の原因、“体の感覚のズレ”かもしれません

パーキンソン病の不調の原因、“体の感覚のズレ”かもしれません

こんにちは。
パーキンソン病専門の理学療法士、小川順也です。

今日は、私たちがここ数年ずっと研究しているテーマ、

「感覚のズレ」

についてお話したいと思います。

パーキンソン病というと、

  • 手が震える

  • 動きが遅くなる

  • 歩きにくくなる

  • 姿勢が前かがみになる

など、“動きの病気”というイメージが強いと思います。

でも、実際にたくさんの方を見ていると、

「動き」だけでは説明できないこと

がたくさんあります。

「ちゃんと動かしているつもり」と「実際」が違う

例えば、

「大きく歩いてください」

とお願いすると、

本人はかなり大きく歩いているつもりなのに、

実際には歩幅が小さい。

また、

「真っすぐ立ってください」

と言うと、

本人は真っすぐの感覚なのに、

周りから見ると体が傾いている。

こんなことがよく起きます。

これは、

“やる気”の問題でも、筋力だけの問題でもない

ことが多いです。

私たちは、

「体の感覚のズレ」

が関係しているのではないかと考えています。

固有感覚って何?

少しだけ難しい言葉が出ます。

それが

「固有感覚(こゆうかんかく)」

です。

簡単に言うと、

「自分の体が今どこにあって、どう動いているかを感じる力」

のことです。

例えば、

目を閉じても、

  • 腕が上がっている

  • 足が曲がっている

  • 体が傾いている

と何となく分かりますよね。

これが固有感覚です。

私たちは今、

パーキンソン病ではこの感覚が少しずつ弱くなっているのではないか?

と考えています。

特に影響が大きそうなのが次の3つです。

① 動く大きさの感覚

「大きく動いているつもり」

でも実際は小さい。

歩幅が小さくなる、腕振りが小さくなるなどに関係します。

② 動く速さの感覚

「普通に歩いているつもり」

でも周りから見ると遅い。

動きがゆっくりになりやすい原因の1つかもしれません。

③ 筋肉を使っている感覚(私たちの新しい仮説)

ここが私たちが今、特に注目している部分です。

例えば、

お尻を使う運動をしても、

「どこを使えばいいか分からない」

ということがあります。

特定の筋肉を使っている感覚が弱くなると、

本来使うべき筋肉が働かず、

別の筋肉で代わりに動いてしまいます。

その結果、

  • 姿勢が崩れる

  • 歩き方が変わる

  • 疲れやすくなる

  • ふらつきやすくなる

ということが起きるのではないかと考えています。

感覚のズレが姿勢異常につながる?

私たちは日々の臨床で、

腰曲がりやPisa症候群(横に傾く姿勢)の方を多く見ています。

すると、

最初から大きく曲がるのではなく、

少しずつ、

  • 真っすぐの感覚がズレる

  • 特定の筋肉が使えなくなる

  • 柔らかさや筋力が低下する

  • 活動量が減る

という積み重ねが起きている印象があります。

つまり、

「姿勢が崩れた」結果だけを見るのではなく、もっと前から始まっている小さなズレを見る必要がある

と考えています。

だから私たちは「感覚」を整える

PDitでは、

ただ筋トレをするだけではなく、

「どこを使っているか」

を感じてもらうことを大切にしています。

例えば、

  • お腹を使う感覚

  • お尻を使う感覚

  • 真っすぐ立つ感覚

  • 大きく動く感覚

を少しずつ取り戻していきます。

すると、

「歩きやすくなった」

「姿勢が変わった」

「転びにくくなった」

という変化につながることがあります。

最後に

パーキンソン病は、

単純に「筋力が落ちる病気」でも、

「年齢のせい」でもありません。

私たちは、

“体の感覚のズレ”が進行に大きく関わっている可能性

があると考え、研究を進めています。

まだ仮説の段階もあります。

でも、

日々の現場と研究の両方から、

「ここにヒントがある」

と強く感じています。

これからも、

研究と現場をつなぎながら、

より良い運動方法を作っていきたいと思います。

 

🌱あなたに合ったサポートを見つけませんか?

🏠 対面で専門的なサポートを受けたい方へ

PDitスタジオ(銀座・世田谷)

「歩き方が変わってきた…」

「姿勢やふらつきが気になる」

「パーキンソン病のリハビリについて相談したい」

「専門家に身体をしっかり見てもらいたい」

そんな方へ。

PDitスタジオでは、パーキンソン病に特化した運動療法・リハビリ支援を行っています。

理学療法士・作業療法士など国家資格保有者を中心とした専門スタッフが、あなたの症状・生活・目標に合わせて、個別性を大切にしたトレーニングを提供します。

銀座本店では診断早期〜中等度のパーキンソン病の方を中心に、世田谷では地域密着型のサポートも行っています。

「自分に合う運動方法が知りたい」

「リハビリの方向性を相談したい」

という方も、お気軽にご相談ください。

👉 PDitスタジオ銀座の詳細はこちら

👉 PDitスタジオ世田谷の詳細はこちら

💻 自宅で無理なく始めたい方へ

PDitオンライン

「1人だと運動が続かない…」

「病院以外でもパーキンソン病の運動療法を学びたい」

「まずは自宅で気軽に始めたい」

そんな方へ。

PDitオンラインでは、パーキンソン病専門の運動動画を100本以上配信しています。

運動療法・セルフリハビリの考え方をもとに、姿勢・歩行・体力づくりなどをサポートする内容を、ご自宅で無理なく取り組めます。

さらに、会員限定で**オンライングループトレーニング(無料)**も開催中!

専門家や仲間と一緒に、運動習慣づくりをサポートします。

現在、1週間無料キャンペーン実施中!

👉 PDitオンラインはこちら

🎉 イベント・体力測定会・セミナーに参加したい方へ

PDitでは、パーキンソン病に関する運動教室・体力測定会・リハビリセミナー・オンラインイベントなどを定期開催しています。

「まずは相談してみたい」

「同じ病気の方とつながりたい」

「理学療法士・作業療法士など専門職の話を聞いてみたい」

「自分の身体の状態を知りたい」

という方にもおすすめです。

👉 最新イベント情報はこちら

📩 まずは情報収集から始めたい方へ

PDit無料メルマガ

「パーキンソン病についてもっと知りたい」

「運動療法やリハビリの考え方を学びたい」

「生活習慣の工夫を知りたい」

そんな方へ、無料メルマガでパーキンソン病×運動×生活習慣に役立つ情報をお届けしています。

登録後7日間は、

✅ パーキンソン病の基礎知識

✅ 運動療法・リハビリのポイント

✅ 日常生活の工夫

✅ 自宅でできるセルフケアの考え方

などを、わかりやすくお届けします。

👉 無料メルマガ登録はこちら

🌈 一人で悩まず、一緒に進んでいきましょう

パーキンソン病との向き合い方は、人それぞれです。

だからこそ、ご自身に合った運動療法・リハビリ・生活習慣を見つけることが大切です。

PDitは、理学療法士・作業療法士など国家資格保有者の専門性を活かしながら、あなたが「自分らしく動ける毎日」を続けられるよう伴走していきます。💪✨

まずはメールマガジンにご登録ください

PAGE TOP