PDitの段階的な運動負荷とは?
2024.06.01 更新
みなさんこんにちは。
パーキンソン病専門のスタジオである
PDitスタジオ銀座の小川です。
PDitスタジオに来ている方は耳にタコができるくらい聞いている言葉
「段階的な負荷」
についてお話しします。
スポーツジムに行っている方や、youtubeの動画などで自主的に運動をされている方は多いと思います。
みなさんはどんな運動をしていますか??
お尻を鍛えたい!と思った時に行う運動の代表例としては
・前方へ足を出して深く沈み込む前方ランジ
・お尻を上げるお尻上げブリッジ
などをやっている方も多いかと思います。
お尻の筋肉は
大臀筋という筋肉で
股関節を後ろ側へ伸ばした時にとても強く働きます。
※Visible Bodyより引用
パーキンソン病の方は、このお尻の筋肉が弱りやすく
代表例の運動だと、お尻の筋肉以外にも太ももの筋肉や膝裏の筋肉や背中の筋肉を多く使ってしまいます。
弱りやすいだけではなく、動かしている感覚が弱くなってしまいます。
いきなり負荷の高い運動をおこなってしまうと、お尻の筋肉はあまり使わずに他の筋肉を使って運動をしてしまいます。
なので、ご自身でどんなに運動をしていても
・お尻が鍛えられない
・膝や股関節が痛い
・腰が痛い
などに繋がっていきます。
ということで私たちは、負荷の弱い運動から徐々に負荷の強い運動へ高める
「段階的な負荷調整」
をおこなっています。
お尻の筋肉を鍛えたい!と思ったらまずは
仰向けや四つん這いになって足を上げる運動でお尻の筋肉をより意識しやすい形で行います。
そこから回数を増やしたり、ゴムバンドを使って負荷を高めていきます。
しっかりと出来るようになってから、先にお伝えしていたお尻を上げるブリッジの運動などに移行していきます。
こういった段階的に負荷を高める運動を
PDitスタジオでは、特にパーキンソン病の方に大事な筋肉毎に用意しています。
ご自身ではなかなかどんな負荷の運動をやったらいいかな〜と悩む場合はぜひPDitスタジオ銀座にお越しください♫
PDitオンラインではこれらの運動を動画で閲覧可能ですので、是非ご活用ください。
執筆者
PDit 小川順也(資格:理学療法士、LSVT BIG認定療法士、PD療養指導士)
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PDitプログラムは診断早期から適切な運動の習慣化と集中性により、パーキンソン病の進行予防を目指したプログラムです。
対面でのトレーニングはPDitスタジオ銀座本店(自費リハビリ)にお越しください。
本日ご紹介した運動が収録されているのはPDitオンラインです。段階的な運動レベルの動画もあります。ご自身に合った運動を選ぶことが重要ですのでぜひ体験してください。
パーキンソン病専門の知識と経験を持った理学療法士のスタッフがパーキンソン病の方へお勧めの運動動画を作りました。さらに東京が遠方の方はオンラインでのリハビリも可能です。
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