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パーキンソン病の姿勢異常を早くから気がつく方法

パーキンソン病の感覚障害?

パーキンソン病の症状の一つとして、姿勢異常というのがあります。

姿勢異常については下記のブログで詳しく説明しているのでご参照ください。

パーキンソン病の姿勢異常について

 

姿勢異常の厄介なところは、

 

ある程度傾かないとご自身では気がつけないというところがあります。

 

写真の方は、3ヶ月程度で曲がってしまいましたが、ここまで曲がっていかないと気がつけませんでした。

 

明らかな傾きが出たり、傾きによって腰や股関節などに痛みが出てきた時に気がつく場合が多くあります。

 

なぜ、そこまでならないと気がつけないか。

 

それは、ボディイメージ(体の感覚)のズレが生じている場合が多いからです。

これは、体の真っ直ぐの感覚がずれてしまったり、ズレていることに気がつけないことを表します。

 

このような感覚のズレがあるために、自分自身では体の傾き具合に気がつけないと言うことが多くあります。

 

姿勢異常は、傾き出した時に早期から対応することがとても重要になります。さらに、傾くことを予防し続けて傾かせないと言うことが理想になります。

 

傾いている方を、徒手介入によって真っ直ぐの姿勢にした場合、多くの方は、その姿勢が真っ直ぐではなく反対側に傾いている感覚を訴えます。

 

真っ直ぐの位置がずれてしまっていることを表します。もし現在、傾きが気になる方は鏡を見ながら真っ直ぐの姿勢をとってみましょう。体は真っ直ぐにもかかわらず、反対側へ傾いている感覚がある方は真っ直ぐの位置がずれているので、そのずれを修正していくことが重要になります。

 

姿勢異常を早くから気がつく方法

姿勢異常を早くから気がつく方法としては

スマートフォンなどで定期的に自撮りしていくことをお勧めします。

自撮りの撮り方とポイントをお伝えします。

自撮りの撮り方

① 1ヶ月に1度撮りましょう

3ヶ月くらいかけて姿勢が曲がってきてしまう印象があります。最低1ヶ月おきに撮影しておくと変化に早く気がつけます。2週間おきに撮影しておくとより良いでしょう。

 

② 前後左右4方向から撮りましょう

前、後ろ、右、左と4方向から撮影しましょう。可能であれば、以下3点も実践しましょう。

・三脚を使いましょう

・同じ場所で撮影しましょう

・カメラの高さは毎回同じが望ましい

 

③ 立っている姿勢、座っている姿勢の両方をとっておきましょう

立っている姿勢で傾いてしまう方もいれば、座っている姿勢で傾いてしまう場合もあります。

立っている傾きと座っている傾きは原因が違う場合もあるので、どちらの傾きなのかを把握する上でも両方撮っておくことは大切です。

座っている時間が長く、座っている時の傾きが顕著な場合は筋肉が硬くなってしまい立っている時の姿勢に影響を与えることも多くあります。

 

④ 余裕があれば、歩いている姿勢も前後左右から撮りましょう

立っている時の姿勢は意識することで真っ直ぐになれる方も多いのですが、歩き出すと傾いてしまう方も多いです。なので、歩いている姿勢も動画で撮影しておくとより良いです。

 

このように、自撮りを通してご自身の体を把握しておくことはとても重要です。

これが、薬のon/offでも姿勢が変わってくる場合もありますので、そういった方はonの時の姿勢とoffの時の姿勢を両方撮っておくと良いです。

 

医師との診察の際に、良い状態で診察に臨むことが多いと思います。なので、診察の時に姿勢の崩れに気がついてもらえない場合もあります。

 

そんな時に、写真や動画でご自身の状況を撮っておくと診察の際に主治医の先生への説明がスムーズになります。

 

姿勢のチェックポイント

前後から撮影した場合にチェックするポイントとしては

肩と骨盤で左右への傾きはないかを確認しましょう。

姿勢異常は前傾姿勢になる場合もあれば、左右への傾きが出る場合もあります。

 

左右から撮影した場合にチェックするポイントとしては

猫背の姿勢になっていないか?

腰もしくはお尻から前屈みの姿勢になっていないか?

を確認しましょう。

 

姿勢異常の原因は人それぞれ

では、姿勢異常になってしまった場合はどんな運動をしたらいいのか?

直近で服薬調整していて、いきなり姿勢が曲がってきてしまったという方は主治医へ相談しましょう。薬の副作用の場合もあります。

そうではなく、姿勢が曲がってしまった方は理学療法士や作業療法士などリハビリの専門家に相談しましょう。

姿勢が曲がってしまう原因は人それぞれです。

 

・体のまっすぐの感覚のずれ

・足首の硬さの左右差

・体のひねりの硬さの左右差

・お尻の筋肉の筋力の左右差

などなどさまざまな原因で傾く場合があります。

 

その原因も人それぞれです。自己流で運動するのではなく専門家にしっかりとチェックしてもらってご自身に合った運動を実施しましょう。

 

もし、近くに専門家が以内場合は

PDitへご相談ください。

PDitスタジオ銀座本店では対面のパーソナルトレーニングも可能ですし、遠方の方はオンラインでパーソナルトレーニングも実施可能です。

お気軽にご相談くださいね。

 

執筆者

PDit 小川順也(資格:理学療法士、LSVT BIG認定療法士、PD療養指導士)

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